2011年3月アーカイブ

春だ。

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ウィーンで迎える3度目の春だ。

 

例年、長い冬を乗り越えてようやく迎える感動的な春のよろこびのはずが、

 

今年はいつのまにか春がきていた。

 

春の訪れよりもっと大きなことが日本で起こっていた。

 

夜明けのこない夜はないし、

 

春のこない冬はない。

 

そう信じるしかない。

祈りのコーラス。

サマータイムに突入した日曜日。

 

オーストリア在住の日本人音楽家仲間で3月12日に立ち上げた、

 

"Austria for Japan"主催の最初のチャリティーコンサートを開催しました。

 

幕開けのプログラムは、

 

日本人団員3人を含む、ウィーン国立歌劇場合唱団有志の祈りのコーラス。

 

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劇場専属のピアニストも日本人です。

 

入場無料、寄付制での開催でしたが、

 

お客様から募金箱にいただいた2,592ユーロ(約297,525円)の全額を、

 

在オーストリア日本大使館を通じて日本赤十字社に寄付しました。

 

僕はこれまで「チャリティー」という言葉があまり好きではなかった。

 

なんか、「いいことやってるぜ」という看板にみえて。

 

そして入場料や募金を集めて、「収益金の一部を寄付」と言われると、

 

結局どれだけのお金が残って困っている方々に送られるのか、

 

うまくイメージできなかった。

 

だからプロジェクトを立ち上げるにあたって仲間と議論を重ねて、

 

演奏をするひとも裏方をするひとも事務作業をするひとも全員無報酬で、

 

もしなにか経費がかかった場合はそれは自分たちでまかなうことにして、

 

会場でいただいたお金は「そのまま全額」寄付することを

 

"Austria for Japan"プロジェクトのチャリティーコンサートの定義としました。

 

言葉が好きとかきらいとか言ってる場合じゃないからね。

 

コンセプトをしっかり持って、同じ方向を向く。

 

そうやってチャリティーコンサートをはじめました。

 

会場で聴いていただいたプロフェッショナルによる演奏の対価として、

 

また、日本と日本人を想う気持ちとして、

 

コンサートという機会を通じてオーストリアでお預かりしたお金を、

 

これからもオーストリアから日本へ送ることができたらいいなと思います。

 

いつか日本が少し落ち着いたときには、支援を必要とする他の国々にも。

 

いまは、音楽を演奏すること、聴くことで多くの方と日本への想いを共有したい。

 

日本人でない何人もの演奏家が日本のために演奏してくれたのもうれしかったし、

 

終演後のコンサート会場の片づけを、

 

何人ものお客さんが手伝ってくださったのもうれしかった。

 

感謝と祈りを。

世界中の旗だ。

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国連には国連だけに、いろんな旗があったけれど、

 

いまはそのいろんな旗をもつみんなが、日本のことを想っています。

 

先日のチャリティー演奏は、在ウィーン国際機関日本人会(UNVJ)の

 

国連内での募金活動に協力させていただく形で行われました。

 

善意は3日間で33,212.87ユーロ(約381万円)集まり、

 

銀行口座を通じた形で今月いっぱい続いたうえで、

 

日本赤十字社を通じて被災地に届けられるそうです。

 

金額の大小はこの場合重要ではないと思うけれど、

 

ウィーンでもたくさんの気持ちが世界中から来た人々によって集まり、

 

遠く日本に送られることをお伝えしたいと思います。

 

音楽によるご協力を実現してくださったUNVJの皆様に感謝します。

 

会長の浦元さんは宮崎出身で、同郷の絆は海外でも発揮されています。

 

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オーストリアから日本へ。

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ウィーンにある国連でチャリティーコンサートをしてきました。

 

(http://www.thebestofviennablog.com/austria-for-japan/)

 

オーストリアから日本へ。

 

オーストリアにいる素晴らしい音楽仲間と、

 

音楽家として、

 

プロデューサーとして、

 

日本人として、

 

人間として、

 

母国のためにできることを粛々と、確実にやっていきます。

 

Austria for Japan.

*『藤木大地』オフィシャルHP

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カウンターテナー歌手。
2012年、日本音楽コンクール第1位。カウンターテナーとして史上初の優勝者となり、大きな話題となった。13年にボローニャ歌劇場にデビュー。14年、15年には N H K ニューイヤーオペラコンサートに2年連続出演し、さらにはウィーン国立歌劇場と14/15シーズンの客演契約を結ぶなど、国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。東京藝術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所修了。新国立劇場にテノールとしてデビュー後、ボローニャ、ウィーンに留学。11年にカウンターテナーに転向。12年国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクール世界大会にてハンス・ガボア賞を受賞。宮崎市出身。ウィーン在住。
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