2014年3月アーカイブ

昨年収録したNHK-FM「リサイタル・ノヴァ」での演奏が、年度末の同番組ハイライト放送で放送されます。大萩康司さんとの「オンブラマイフ」です。
よろしければお聴きください。

放送日:3/30(日)20:20~21:00
再放送:4/4(金)09:20~10:00



ウィーン国立歌劇場。

ウィーン国立歌劇場と来シーズンの客演契約を結びました。
トーマス・アデス作曲「テンペスト」新制作(2015年6月)で、トリンキュロー役のDavid Danielsのカヴァーをつとめます。
昨夏、ボローニャ歌劇場での出演を無事におえた直後のウィーンのオペラ座のあのステージでのオーディションを、あのドミンゴがたまたま聴いてくれただけでもう感激していたけれど、そのあとすぐにオファーがあり、契約しました。本日、ウィーンにて来シーズンラインアップの記者会見があり、お知らせできる運びとなりました。
カウンターテナーのレパートリーを普段上演しない憧れの劇場での千載一遇の機会に、いつ出番がきてもいいようにベストを尽くします。
オペラ歌手として自分がどこまでやれるのか、もう少しだけ海外での挑戦を続けたいと思っています。


3/24付毎日新聞夕刊にインタビュー記事が掲載されています。
よろしければごらんください。


3/28上野でのリサイタルは完売のようです。
演奏者としては大変ありがたく、嬉しいことです。
ありがとうございます。

音楽も言葉も、自分が伝えたいとおりに伝わるようになるまで、永遠の修行だな!

ふりむけばヨコハマ。

ふりむけばヨコハマだ。実に。


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ヨコハマでのコンサート(3/13)は13時開演だったので、10時からホールでゲネプロがあったのだけれど、時差ボケの術でヨユーで早起きしていたのだ・・・という記述から逆算すると、きっとそのちょっと前に帰国があったのです。

ヨコハマの神奈川県立音楽堂のキムラさんが「春らしいたのしいコンサートにしたい」という想いで企画され、ぼくは声をかけていただいただけなのだけれど、そういう想いは伝染するので、かなり早い段階(あのころは春なんて遠い未来だった)からプログラムを決めていて、合奏団(小さいオーケストラ)用に編曲もしてくださって、誰もが楽しめるコンサートになったし、いろんなホールに持って行けるいいパッケージが生まれたのではないかと思うのです。


3月13日(木)13:00   神奈川県立音楽堂(神奈川)詳細


最近CDをだした沙羅さんとは1年ぶりの共演、ピアノの河原さんはオペラ研修所時代に講師としてみえていたので、ぼくからみたら先生なのですが、10年ぶりくらいの再会かな。その10年の間連絡をとっていなくてもリハで音楽を重ねあってみれば通じあうことができる。そういうことが起こるので、一期一会の覚悟の中にも再会を期待して、その間に向上を目指して鍛錬をするのが音楽家の仕事のたのしみなんだな。ナビゲーターはNHK横浜の安井千紘さんでした。

時はさかのぼり、ウィーン滞在の後半は散歩してました。


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だれもこないワイン畑のわきの道を歩きながら歌うわけです。これはとある先輩に教わったんだけど。歌詞覚えるのにいいよ、と。

ぼくはどちらかというと、歌詞は文字を視覚的/感覚的に身体にしみ込ませてから自分の言葉にするプロセスに時間をかけるので、あまりそういう方法はやってこなかったんだけど、練習が煮詰まったので散歩に出て、リサイタルのプログラムを最初から最後まで、坂をのんびりくだりながら歌ってみたわけです。
春だとかスミレだとか愛だとか音楽だとか、うたの中に隠れているキーワードたちにどんなニュアンスでその音が与えられたのか、ひらめく瞬間があるのですね。ちょうど春の訪れも感じられる気候だったから、頭もすっきりするし、よろこんで散歩をしていたのだ。

そんな散歩生活の中、ヨーロッパでのマネジメントが新しくひとつきまりました。




ウィーンのこのマネジャーのために3曲うたって「日本人じゃないよね」といわれたのは、オペラ歌手としてはポジティブにうけとっています。

ぼくの"うた"を気に入ってくれて、一緒に仕事をしたいと思ってくれて、ぼくが音楽に集中できるように活動をオフィシャルにサポートしてくれる存在というのは、音楽が生活の中心であるいま、日々の心の支えなのです。

マネジメントとアーティストとの仕事は、国や地域で担当範囲を決めるのが一般的で、仕事をはじめるにあたって「どの国やってくれる?」なんて話し合いも持ったのだけど、特に"外国人"として存在する海外での仕事は、日本の常識や経験どおりに一筋縄でいかないことは実感してきたので、既存の東京とパリに加えて拠点であるウィーンにもマネジャーがいてくれることで可能性と幅が広がっていくといいなと思います。とにかくやってみよう。

さーて来週のダイチさんは。


3月28日(金)18:30   国立科学博物館(東京)詳細


春の上野で会いましょう。

*『藤木大地』オフィシャルHP

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カウンターテナー歌手。
2012年、日本音楽コンクール第1位。カウンターテナーとして史上初の優勝者となり、大きな話題となった。13年にボローニャ歌劇場にデビュー。14年、15年には N H K ニューイヤーオペラコンサートに2年連続出演し、さらにはウィーン国立歌劇場と14/15シーズンの客演契約を結ぶなど、国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。東京藝術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所修了。新国立劇場にテノールとしてデビュー後、ボローニャ、ウィーンに留学。11年にカウンターテナーに転向。12年国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクール世界大会にてハンス・ガボア賞を受賞。宮崎市出身。ウィーン在住。
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