2015年2月アーカイブ

晴れてる。

天気があればー、なんでもできるー、いーち、にー、さーん、という気分である。

マタイ受難曲(全部で3時間)を1日に2回聴きながら机に向かい、それ以外の時間はウィーンで暮らした作曲家の楽譜に向かい、1日に2回か3回キッチンにも向かい、あと何に向かってるかな、わからん。未来の話をするのはたのしい。おそれや不安もあるけれど。

というかんじで何回めかのウィーンの3月を迎えます。

ベートーヴェンの歌は、ベートーヴェンの住んでいた家にいって、ベートーヴェンの愛した風景の中を散歩して、わかることが沢山ある。オペレッタの「こうもり」は、フォルクスオーパーでお客さんがゲラゲラ笑っているのをみて、わかることが沢山ある。歴史上の人物や偉大な作品がようやく等身大で感じられるようになったような気がする。歌詞を、役を、演じることにバカの壁がなくなった気がする。一生の財産である。

春だぜ。


ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」(オーケストラ版)聴く

リュートは長いぜ。

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1月23日、よみうり大手町ホールでのリサイタル。できてまだ1年も経っていない新しいホール。素晴らしかった。当日にホール、あるいは会場に入ったとき、ステージリハではほとんど声を使わないで本番にとっておくぼくが、リハで特にチェックするのは一点。自分が持っている声の中の、どこまでのピアニッシモが使えるか、ということだ。広さや響きによっては、最弱音が一番遠い席まで走らないこともある。その意味で、ピカピカのよみうり大手町ホールはフジキにたいへんフレンドリーなホールでありました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

この公演のご主催はホールでなく、NPO法人の"緑の街ミュージックフレンズ"のみなさんでした。Non Profit Organization(NPO)、経営学で習った。コンサートはすごく手作りで、あたたかった。土井悦子さんをはじめとするみなさんに感謝。今年は岡山や広島などでの公演でも、緑の街ミュージックフレンズのご主催で、高本一郎さんとのデュオでお世話になります。高本さんとの演奏は、予定調和でなくていつも音楽してる(musizieren)から面白い。

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ギター大萩康司さんもテナー望月哲也さんもバリトン寺田功治さんも、宮崎の後輩のスズキたちも客席に応援にきてくれた。これもまた、ミュージックフレンズ。長くないリュートもあります。

いろいろなコンサートが終わりました。全部プログラムが違った。共演者も。ご主催者にも、お客さんにも、共演者にも、楽曲にも恵まれて、よい時間が過ごせました。さて、ウィーンに行ってきます。あ、ウィーンに帰る、とはあまり思わないな、今回は。新鮮な発見。おれ日本人。

あ、ブログ上方に新しい音源が追加されています。よろしければお聞きください。

J.シュトラウス:オルロフスキーのアリア(喜歌劇「こうもり」より)聴く
山田耕筰:「ペチカ」聴く
(2014年1月 石川でのライブ録音)

*『藤木大地』オフィシャルHP

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カウンターテナー歌手。
2012年、日本音楽コンクール第1位。カウンターテナーとして史上初の優勝者となり、大きな話題となった。13年にボローニャ歌劇場にデビュー。14年、15年には N H K ニューイヤーオペラコンサートに2年連続出演し、さらにはウィーン国立歌劇場と14/15シーズンの客演契約を結ぶなど、国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。東京藝術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所修了。新国立劇場にテノールとしてデビュー後、ボローニャ、ウィーンに留学。11年にカウンターテナーに転向。12年国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクール世界大会にてハンス・ガボア賞を受賞。宮崎市出身。ウィーン在住。
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