カフェ・モンタージュ。

モンタージュ。
聞いたことがあるけれど意味がちゃんとはわからない言葉のうちのひとつである。わたくしは知っている。「組み立て」だ。20代、オペラ座の裏方の仕事をしていたとき、舞台セットの組み立てプロセスがモンタージュと呼ばれていたからだ。いばってません。

12月の京都モノオペラで大変助けてもらい、「すぐメールしますから!」と抱き合って極寒の烏丸通で感動のお別れをしたピアニストの中村圭介さんが、2月にようやくメールをくれた。京都でリサイタルをしませんか、フジキとまた演奏をしたいから、という内容だった。おれの心に火がついた。関西はこれまでほとんど縁がなく、オーケストラやホールから呼んでもらえないとなかなか演奏にいく機会がない。ないのなら作ってみようほととぎすだ。おれの心に火がついたのだ。おれだって、おれと演奏したいと言ってくれるひとと演りたいのだ。気持ちがよいのだ。

早速、(中村さんにまためちゃくちゃ助けてもらって)、
11月7日に青山記念音楽館バロックザールでリサイタルをすることにした。下線をひいた。8年ぶりの自主企画、つまり自分が主催者である。赤字が出たらかぶるのである。
(公財)青山財団助成公演としての申請をさせていただいた。また下線をひいた。200席。関西にまだまだ馴染みのうすいわたくしの歌を聴きにきてくださる方々がどれほどいらっしゃるのか。

縁がないなら作ろうじゃないか。(中村さんがいろいろ教えてくれて)、われわれの船は"京都の街中の小さな劇場"カフェ・モンタージュにたどり着いた。そして、まだお会いしたことのないオーナーの高田伸也さんとのメールでのやりとりを経て、かの地でもリサイタルをさせていただけることになった。

カフェ・モンタージュへの初登場、本日より予約開始となりました。プログラムはマーラーとベートーヴェン。
40席限定です。お早めにコチラよりご予約ください。

先週のウィーンでの実験的演奏会しかり、京都での企画もしかり、自分であれこれ考えながら気を遣いながらやってみると、普段いかにまわりのみなさんにサポートしていただいているかを実感するのである。わたくしはいつでも調子にのれるから、この気づきは必要であった。あんまり成長してないことにも気づいたけど。

ご縁を組み立てよう。ないものは作ってみよう。

おれの心に火をつけた中村さんありがとう。
わたくしに歌わせてくださる高田さんありがとう。
そうだまた京都いくぜ。

4月17日(金)20:00 カフェ・モンタージュ(京都)詳細

*『藤木大地』オフィシャルHP

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カウンターテナー歌手。
2012年、日本音楽コンクール第1位。カウンターテナーとして史上初の優勝者となり、大きな話題となった。13年にボローニャ歌劇場にデビュー。14年、15年には N H K ニューイヤーオペラコンサートに2年連続出演し、さらにはウィーン国立歌劇場と14/15シーズンの客演契約を結ぶなど、国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。東京藝術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所修了。新国立劇場にテノールとしてデビュー後、ボローニャ、ウィーンに留学。11年にカウンターテナーに転向。12年国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクール世界大会にてハンス・ガボア賞を受賞。宮崎市出身。ウィーン在住。
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このブログ記事について

このページは、Daichiが2015年3月17日 00:43に書いたブログ記事です。

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